今回は、少し真面目なお話。
お車を長く、快適に乗りたい方々へ
購入する時に、何を判断基準の中に入れますか?
いくつかの要件の中に出てくるのが、燃費。
CMも燃費の事ばかりを訴えています。
これも時代の流れ。
しかし、この数字に惑わされてはいけません。
誤差があるとかの意味では、ありませんよ。
問題は、この数字を出す為に、何が起こっているのかを把握する事です。
いくら燃費が良くてガソリン代が浮いても、それ以上に維持費が掛かっては、意味がありません。
何の為に燃費の良い車を選んだのか?
という事です。
自動車メーカーは、長く乗ってもらうより、代替して頂かないと困るのです。
H社は、露骨に新車を購入される方だけが顧客と言い、中古車販売には関心が薄い様です。
それだけ車の代替サイクルには、注力しています。
その為には、車両本体の問題や販売方法を巧みに拡販するしかありません。
売った車は、保証期間だけ持てば良い。
販売方法に到っては、目先の金額だけに注目させて売る「残価設定クレジット」に力を入れてます。
通称『蟻地獄』
冷静な判断が出来る方なら、いずれも得ではないと気付くはずです。
市場では、こんな売り手主導の商品が受け入れられるから、滑稽。
私には、到底理解の及ばない所です。
大量生産する部品を売る為に、アイドリングストップも取り付けましたね。
これは、最悪。
ダメージは、エンジン、セルモーター、バッテリーに及びます。
実際にバッテリーは、メーカー保証から除外。
セルモーターは、新品以外は交換設定が出来ないから使用不可。
消費者にとって、都合が悪いに他ありません。
エンジンオイルは純正品を使用させ、内部の摩耗、損傷を誘発します。
早期バッテリー交換
早期エンジン交換
の話が多いのは、当然の結果。
ネットで調べれば、よくヒットするのも頷けます。
ボディーは、軽量化の為に材質が違い、修理費用は嵩む様になりました。
ぶつけて破損させた事までメーカーが負う事はありませんから、費用が増す事まで考慮する必要はありません。
維持管理メンテナンスと同じ。
ぶつける、管理を悪露抜くと、高くなる事は覚えておいて下さい。
直し方も以前と違いますから、昔のやり方では通用しない事も把握しておくべきです。
昔ながらの鉛バッテリーは、電装品の増えて行く現代の車では、限界を超えています。
M社は、正直に対策を講じ始めた様です。
https://jp.autoblog.com/2018/03/21/mazda-lithium-ion-batteries-replace-lead-acid/
バッテリーの交換サイクルを短くして、使用者の負担や不安を蔓延させたままでは問題ありですからね。
エンジンオイルは、1000キロ走行すると粘度が2割程低下します。
ガソリンで希釈されるからです。
高回転に回した時の油膜切れ、一晩置いてからのドライスタートによる摩耗が起こるのです。
オイル燃焼による白煙が出るのは、これが原因。
最近は燃費を稼ぐ為に、0Wという低燃費オイルを使います。
これは凄く柔らかくて、エンジン内部の抵抗(フリクションロス)が少なくなるという理屈。
だから、これはサラサラ。
ガソリン希釈によって、更にサラサラ。
油膜が切れて、当たり前。
専門的にみても、ピストンリングを2つにしたから、余計悪い。
軽量化による燃費の向上は、建前。
明らかにコストダウンです。
私から、見れば手抜き。
N社は、マズイと思って3つに戻しました。
他のメーカーでも、オイル燃焼消費による白煙の程度によって、保証期間中ならば、3つに戻して組み直す事もあります。
純正オイルは、ガソリン希釈に弱い。
希釈に強い物を使用して頂くか、交換サイクルを早くして頂かないと長く乗れません。
目先の金額だけで判断するのは、アウトです。
最低限、抑えて置かなければいけない品質を把握して選んで下さい。
新車を五年毎に乗り換えるなら、話は別ですが(>_<)
簡単にお話しましたが、ディーラーやメーカーが言うから安心なんて事は、ありません。
囲い込みを含めて、短いサイクルで代替してくれるのが、狙いです。
何に対して価格が高いのか? 安いのか?
どの業種でも同じ事ですが、本当に信頼出来るプロの方に委ねるのが妥当と思います。
本気で調子良く、長く乗りたい方は、お気軽にご相談下さい。
本質を見抜いた提案を致します。