ヴィークルスタビリティコントロールの略です。
メーカーによって名称は違いますが、基本的に構造は同じです。
これは、先に述べたABSとTRCを合わせた装置で、エンジン出力とブレーキの制動力を総合制御します。これによってトータルバランスを保ち、より正確な安全運転を実現するのですが、コストが掛かりますね。
まだ一部の車種でしか採用されていません。
以前は、エンジン、ミッション、ブレーキ等、独立して制御していたので、実際の作動が目標とする方向とズレが生じていました。
また各制御ごとにシステムを設けていたので、部品点数の増加がコストや重量、スペースの増加に繋がっていました。
そんな理由からシステムを統合する方向で進んでいます。
それによってのメリットも大きいですが、壊れた時の影響や修理代の高騰というデメリットもありますね。
近いうちに、全てのシステムが1つのCPUで制御され、1本のケーブルで作動する時代が来るでしょう。
安全で安価なら言う事ないのですが・・・
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