ちょっとした記事が目に留まりました。
「いつまで続く牛丼戦争」という見出しで、消費者には歓迎だが、先行きの不安は拭えないという内容です。
大手3社の業績を比較しながら、販売価格だけの視点での考察。
明暗が分かれた結果になったけれどもデフレが続く事が確実視されている状況では、一時的なものでしかない。
このままでは、赤字を招き、最悪と成りかねないと結んでいます。
目先の事だけの判断が危険だと警鐘を鳴らしているのです。
思い起こせば、偽装や欠陥等の事件は、不当な価格競争や入札制度が起因していると見る向きもあります。
何の為の利益か?
利益が無ければ、会社が成り立たなくて当然。
無理が続けば、潰れて当たり前なのです。
自由競争社会だからと言っても、倫理観の欠如したビジネスは如何なものかと考えてしまいます。
このシワ寄せが、不正を生む温床になりかねないですよね。
それは、過去の事件が証明していますし、我々「自動車業界」でもペーパー車検や手抜き整備という形でかなり蔓延しております。
決して他人事では、ありません。
こんな状態を見て育つこども達は、一体どう思うのでしょうか?
未来を託すにあたり、こんな考え方を伝えて良いのか不安に思います。
価値観の多様化なんて、もっともらしく聞こえる様な表現では済まされない。
自由は、何でもありという意味では断じて無い。
しっかりとした倫理観の上に成り立つ事だと考えています。
自分達の出来る事は微々たる事ですが、そんな信念を持ちながら社会に貢献していきたいですね。
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